安定期…でも油断は禁物!妊娠中期の状態とするべきこと

辛かったつわりの時期も終わり、できることが増えてくる妊娠中期。妊娠初期に比べて体調がよくなりアクティブになる方も多いですが、気を付けることややっておくべきことももちろんあります。
そこで今回は妊娠中期の妊婦さんの状態と注意点をまとめましたので参考にしてみてください。

妊娠中期とはいつからいつまで?

妊娠中期とは妊娠16週(16w0d)~妊娠27週(27w6d)までの妊娠5カ月~7カ月を指します。初期にあったつわりが治まり、流産の危険性もぐっと減ります。妊娠中で1番心身共に安定する、いわるゆ「安定期」と呼ばれる時期です。

妊娠中期に入るとおなかが目立ち始め、周りから見ても妊婦さんとわかるようになります。
乳腺も発達しはじめ、乳房が少しずつふくらみ妊婦らしい体形に。子宮では胎盤が完成し、赤ちゃんは胎盤から栄養や酸素を得られるようになるため、赤ちゃんの成長も安定します。

妊娠中期の赤ちゃんの状態は?

この頃になるとおなかの中で赤ちゃんが体を動かす「胎動」が感じられるようになります。聴覚機能もほぼ完成するので、外の音に反応するように。妊娠6カ月をすぎれば目が開くようになり、生殖機能が発達するので性別も確認しやすくなります。

また脳の発達がめざましく、妊娠7カ月ごろには神経系や感覚系も一気に発達します。味覚や嗅覚がかなり完成されてきて、苦みや甘みの区別もつくようになります。

新たなマイナートラブルに注意

安定期とはいえ妊娠中の症状には個人差があります。妊娠初期にみられたマイナートラブルが治まらなかったり、妊娠中期の新たなマイナートラブルがあらわれることも。

肌トラブル

妊娠中はホルモンの影響で皮膚に色素沈着しやすくなります。シミやそばかすが増える、ワキや乳首、デリケートゾーンなどが黒ずんでくる場合も。
また敏感肌になることから強いかゆみを伴う発疹ができる「妊娠性疱疹(ほうしん)」になるケースもあります。出産すると自然治癒することがほとんどですが、ひどい場合は皮膚科を受診すると良いでしょう。

妊娠線

急激におなかが大きくなることで皮膚がひっぱられ、赤くひび割れてしまうのが妊娠線です。実に7割以上の妊婦さんにできると言われています。一度できてしまうと消えることはないので、心配している方も多いはず。

そんな方は早めの段階から保湿ケアを徹底し、急な体重増加を避けることで予防しましょう。最近は妊娠線用のクリームやオイルなども多く販売されていますので、ご自分にあったものを選ぶと良いですね。

腰痛・背部痛

おなかが大きくなるにつれ体のバランスが崩れ、おなかを突き出すような姿勢になります。そのため腰や背中に負担がかかり、痛みとして出るケースがあります。
猫背になるとさらに悪化してしまうので、背筋はのばすよう心がけましょう。骨盤ベルトやストレッチをすると少しらくになりますよ。

またもう一つの原因として「心因性」のものもあります。慢性的にストレスがかかると痛みを抑えるメカニズムがうまく動かなくなり、実際の症状以上に痛みを感じてしまうことも。
そんなときはパートナーに相談したり、自分の好きなことをするなどして気分転換してみるといいですね。

便秘・痔(じ)

妊娠中期は便秘に悩まされる方も多いでしょう。これは子宮が大きくなるにつれ腸が圧迫され、動きが鈍くなったり血流が悪くなるため。
また妊娠期に増える黄体ホルモンは胃腸の動きを悪くする働きがあるので、こちらも原因のひとつとして挙げられます。 便秘が原因で痔(じ)になる妊婦さんもいます。なるべく水分や食物繊維、乳酸菌などをとるように心がけましょう。適度な運動も効果的です。

胃痛

妊娠中期になるとつわりがおさまり食欲が出てきますが、今度は大きくなった子宮に胃が押し上げられ、消化がスムーズにいかなくなることがあります。そのため胃痛や吐き気がおこることも。さらに胃が圧迫されることで胃酸が逆流してしまい、逆流性食道炎になるケースもあります。
この時期は一度に食べずに少量をこまめに食べるようにすると良いですね。なるべく消化の良いものを食べる、よくかんでゆっくり食べるなどの工夫も効果的です。

腹痛

子宮はいくつかのじん帯によって支えられています。赤ちゃんの成長とともに子宮が急激に大きくなるとじん帯のうちのひとつ、「円じん帯」が引っ張られ、おなかの張りや痛みとして感じられることがあります。
一般的に25週までで治まることが多いとされていますが、切迫流産や切迫早産の可能性もないわけではありません。痛みが規則的、痛みが長時間ひかない、出血の症状が見られるなど少しでもおかしいな?と思ったらすぐに医師に相談しましょう。

妊娠中期にするべきこと

妊娠にも慣れ、体調も良くなるこの時期は気が緩みがち。やるべきことや注意すべきことをしっかりチェックしておきましょう。

食事に気を配る

妊娠中期~妊娠後期は赤ちゃんがどんどん大きくなり、栄養もたくさん必要になってきます。特にこの時期は血流量が増えることで鉄分が多く消費されます。1日の推奨摂取量は21.5mgと非妊娠時に比べ倍以上になるので、積極的に摂っていきたいですね。

また慢性的に不足しているカルシウム、妊娠中に多く摂取が推奨される葉酸、便秘予防のための食物繊維を意識しながら、バランスよく栄養をとりましょう。

体重管理をする

妊娠初期のつらいつわりが治まり、食欲が出てくるこの時期。ですが食べすぎてしまうと胃腸に負担がかかるだけでなく、体重も増加してしまいます。「2人分食べないといけないからいいのでは?」と思ってしまいがちですが、急激な体重増加は危険が伴います。

体重が増えすぎることで妊娠高血圧症候群妊娠糖尿病のリスクが高まったり、早産や切迫早産のリスクも高まってしまうのです。
他にも産道に脂肪がついて赤ちゃんが下りてきにくくなる、子宮収縮が弱くなることで難産になるなどの悪影響も。赤ちゃんのためにも体重管理はしっかり行いましょう。1週間に500gまでの増加であれば問題のない範囲とされていますので、覚えておくといいですね。

寝る姿勢に注意する

おなかが目立ち始めると寝る姿勢にも注意が必要です。赤ちゃんのことを考えると「うつぶせ寝は良くないのでは?」と思いがちですが、実はその逆であおむけに注意が必要なんです。

あおむけで寝ていると子宮が下大静脈という太い血管を圧迫して血流が悪くなります。その結果急激な血圧低下を起こすことがあります。これを「仰臥(ぎょうが)位低血圧症候群」といいます。
症状としてはめまいや吐き気、呼吸困難などがありますがひどいときには気絶してしまうケースも。血液が十分に届かなくなることで赤ちゃんも低酸素状態に陥ってしまいます。

あおむけに寝ていて息苦しい、気が遠くなるなど症状が出るようであれば左側を下にして寝るようにしましょう。背中にまくらやタオルを挟むとらくに体を傾けられます。妊婦さんにおすすめとされているの「シムス体位」を実践してみるのもいいですね。

シムス体位とは

アメリカの産婦人科医であるJ・マリオン・シムズによって考案された姿勢で、血液循環を良くし、リラックス効果があると言われています。

  • 左側を下にして横になる
  • 下にある左足をまっすぐ伸ばす
  • 右足は曲げてベッドの上に置く
  • おなかに負担がかからない程度にうつぶせ気味に上半身をかぶせる

イラストのように抱き枕などを使うと姿勢が安定しやすくなります。

適度な運動をする

適度な運動は安産のためにもとても重要です。ウォーキングは簡単に始められるのでおすすめ。自治体などで開催されている妊婦さん向けのマタニティエクササイズに参加するのもいいですね。ヨガやスイミングなどいろいろな種類がありますので、自分にあったものを選びましょう。くれぐれも激しい運動は避け、無理のない範囲で行うようにしましょう。

胎教をはじめる

妊娠中期に入ると赤ちゃんの聴覚が発達し、音が聞こえるようになります。そのためこの頃から胎教を始めるのがいいとされています。

胎教というとクラシックなど音楽を聴くことをイメージする方が多いかもしれませんが、赤ちゃんに話しかけることも胎教のひとつ。おなかのなかはお母さんの体内の音や羊水の影響で、外からの音はかなり大きくないと聞こえにくいとされています。
しかしお母さんの声は骨や体の振動を通して聞こえますから、他の音よりも鮮明に聞こえます。言ってみれば一番の胎教かもしれませんね。

また赤ちゃんがおなかを中から蹴るようになれば、その場所をぽんと軽くたたき返してあげる「キックゲーム」でもコミュニケーションが取れます。

胎教による赤ちゃんへの効果は科学的には証明されていません。しかしおなかの赤ちゃんとコミュニケーションをとることでお母さんがリラックスでき、赤ちゃんにも良い影響を与えるのかもしれませんね。

戌(いぬ)の日の安産祈願をする

日本では妊娠五カ月目に入った戌(いぬ)の日に、安産祈願をする風習があります。お産が軽く、一度にたくさんの赤ちゃんを出産する戌(いぬ)にあやかってお参りをする古くからの習わしです。
日本の暦には十二支があてられていて、戌(いぬ)の日は12日に一度めぐってきます。自分の五カ月目の戌(いぬ)の日がいつなのかチェックしておきましょう。ちなみに六曜(大安、仏滅など)は安産祈願については関連がないので気にしなくても大丈夫ですが、良い日柄を選びたいという方は合わせて確認するといいですね。

2018年の戌(いぬ)の日一覧

1月6日(土・赤口)、18日(木・先勝)、30日(火・先勝)
2月11日(日・先勝)、23日(金・友引)
3月7日(水・友引)、19日(月・仏滅)、31日(土・仏滅)
4月12日(木・仏滅)、24日(火・大安)
5月6日(日・大安)、18日(金・先勝)、30日(水・先勝)
6月11日(月・先勝)、23日(土・友引)
7月5日(木・友引)、17日(火・仏滅)、29日(日・仏滅)
8月10日(金・仏滅)、22日(水・赤口)
9月3日(月・赤口)、15日(土・先勝)、27日(木・先勝)
10月9日(火・先負)、21日(日・先負)
11月2日(金・先負)、14日(水・仏滅)、26日(月・仏滅)
12月8日(土・赤口)、20日(木・赤口)

安産祈願といえば福岡県東久留米市を総本山とする水天宮が有名です。水天宮は全国にありますので、探してみると近くに見つかるかもしれません。
場所については決まりはないのでもちろん近所の神社などでもOK。服装や誰と行くかなども細かいルールはありませんが、初穂料を収めるのが一般的です。金額は神社によって決められていますが、3,000円~10,000円が相場です。

また腹帯(岩田帯)と呼ばれる腹巻きを巻くのも基本です。自分で持ち込こむ場合もあれば神社で用意されているものを使うところもありますので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

以上、妊娠中期の状態とするべきことについてご紹介しました。
安定期はできることも増え、お母さんは心身ともにリラックスできる良い時期です。しかし妊娠中は何が起こるかわかりません。くれぐれも無理はしないようにしましょう。自分の体調を第一に考え、自己判断せず何かあれは医師に相談することが大切です。

葉酸サプリ比較編集部
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